暁の家

 1995年にスタート。2014年度に中高生の受け入れを終了し、現在は学校外教育で中学、高校の卒業を目指す青少年の職業訓練を実施している。また、山岳民族の青少年の職業訓練のみでなく、日本からの研修生やスタディーツアーを受け入れることで、相互理解、学び合いの場を提供する。

 

ルワンアルン奨学金

 学習意欲がありながら経済的に困難な山岳民族の生徒、学生に教育を受ける機会を提供することを目的とする。一年ごとに選考する。山地民の高校生、大学生を対象とした奨学金制度。2016年度は23期生となる。奨学生は、会議や合宿、交流会、田植えなどの行事に年に8回参加する。教育を受ける上での問題、山地民であるがゆえの悩み、伝統文化継承の方法など一緒に考え学び合う機会とする。

 

持続型山地民居住地域開発

 拠点として、リス生徒寮跡地を2015年より修築し、山の鈴学習センターとしてスタート。モデル農場、研修の実施や山地民定期市も計画。

 

1.持続型農業支援

山の人々が焼畑や化学肥料、農薬などに頼らない持続型農業を理解し、実施していけるよう支援。研修会議をひらき、有機肥料などの農業資材の調達を支援する。また、2011年から山間地にコーヒー等の有機栽培を始め、加工販売を手がけている。

 

2.山の保育園・小学校支援

恵まれない遠隔地の山の保育園や小学校を設立支援、施設建設、保育士研修、植樹や移動図書館活動を通して、子どもたちの保育、教育をバックアップする。また日本からのワークキャンプもコーディネートする。

 

3.山地民婦人のための手工芸

山に住む人々のほとんどが農業で生計を立てているが、重労働に見合わぬ低収入で生活は厳しい。山の生活に見切りをつけて、街に出稼ぎに行く人も増えている。民族の伝統文化としての手芸品(ラフ族のいざり織りやアカ族の刺繍、糸つむぎなど)を奨励し、伝統文化を保存、女性たちの副収入を得る道を開く。副収入は食費、医療費、教育費などにあてられる。購入した作品は、暁の家で加工、販売している。